【もう迷わない】エステサロンの「売れるメニュー構成」整理術

こんにちは

パッションYUMI☆です!



「気づけばメニューが増えすぎて、何を推したらいいかわからない…」
「昔からあるけど、ほとんど売れてないメニュー、どうしたらいいの?」

サロンを続けていると、どうしても増えてしまう“メニューの数”。

それぞれに思い入れがあるからこそ、
なかなか整理できずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、現場経験の豊富なプロ目線で
「売れるサロンのメニュー構成」の考え方をお伝えします。

これを読めば、「やってみたい!」
「整理してスッキリしたい!」と前向きな気持ちになれるはずです。

どうしてサロンメニューは増えていくのか?

エステ業界は常に新しい技術や商材が生まれています。

「最新のフェイシャル技術」や「結果が出る!と話題の痩身法」
など、耳にすればするほど、学びたくなるし、
取り入れたくなりますよね。

私自身も、たくさんの講座に通って
さまざまな技術を学びました。

新しい技術にワクワクして、
「この施術をお客様にも届けたい!」と思うのは
エステティシャンとしてとても自然なこと。
向上心のあらわれでもあります。

でも、その気持ちの積み重ねが、いつの間にか
「選ばれにくいサロンメニュー」に繋がってしまうことも。

✔ 気づけばメニューが10個以上ある
✔ 古くからのお客様がいるから、昔のメニューが外せない
✔ 自分でも、何が売れ筋なのかわからなくなってきた

こんな状態になっていたら要注意です。

選べないほどメニューが多いと、
お客様の迷いも増え、リピートに繋がりにくくなります。

第一歩は「数字で見る」ことから始めよう

感情よりも、まずは数字です。これがメニュー整理の大原則。
あなたのサロンで、過去3〜6ヶ月のうちに
「何人にどのメニューが売れたか」を集計してみましょう。

たとえば——

メニューA:28人が施術

メニューB:16人

メニューC:3人

メニューD:2人

…という結果だった場合。
CやDのような「ほんの数人にしか売れていない」メニューは
いったん表から外してみてください。

「でも、この3人は大切な常連さんで…」と思うかもしれません。

でも大丈夫。そういった内容は
“裏メニュー”として個別対応すればOKです。

表に出すのは「大多数のお客様に選ばれているもの」だけに絞る。
それだけでメニュー全体がスッキリと整い、選ばれやすくなります。

売れていても、「やりたくない」なら卒業を考える

メニュー整理をしていく中で、もう一つ大事な視点があります。
それは「自分が本当にやりたいか?」ということ。

たとえば——

痩身メニューが売れてはいるけど、
手や腰への負担が大きくてつらい

商材費が高すぎて利益が出にくい

気持ち的に、その施術へのときめきがなくなっている

こういったメニューは、思い切って手放すことも大切です。
たとえ人気があっても、あなたが疲弊してしまっては意味がありません。

目安としては「商材費が売上の30%以上」かかるものは要注意。
利益がほとんど残らない施術は、見直しのサインです。

技術者であるあなた自身が
気持ちよく・元気に施術できること。
それが結果的にお客様の満足にもつながるのです。

コンセプトがぶれないメニュー構成に
メニューを絞るときに気をつけたいのが
「バラバラな構成」になっていないか?という点。

たとえば——

フェイシャル × ヘッドスパ → OK(上半身で一体感あり)

ボディ × フット → OK(流れがスムーズ)

フェイシャル × 足裏 → 微妙(施術の流れが不自然)

一見魅力的でも、お客様から見て
「なんでこの組み合わせ?」と感じるような構成は避けたいところです。

また、「他にやってるサロンがないから、うちはやる!」
という考え方は少し危険。

サロン業は“飲食店”と似ています。
珍しすぎるメニューは
最初は話題になっても定着しません。

それよりも、「世間でよく知られているメニュー」
「他のサロンでも人気の内容」をうまく組み合わせる方が
結果が出やすいのです。

高単価・長時間メニューは、お店の“柱”になる

メニューを選ぶとき、時間と価格のバランスも重要です。

よくある失敗が「ショートメニューを増やしすぎること」

たとえば、ボディケア30分3000円などは
お客様にとっても「ちょっと試せる価格」かもしれませんが、
あなたの時間単価は下がってしまいます。

お試しメニューは、あくまで“入口”の役割にとどめて
売上の柱になるのは「60分以上 × 高単価」のものに設定しましょう。

さらに、「高いメニュー」があることで
「ミドル価格のメニューが割安に見える」という心理効果もあります。

メニューは“並び順”でも売れ方が変わるので、
構成の工夫次第で成約率もぐっと変わってきます。

“本当にやりたいメニュー”を残すために

最後に、忘れてはいけないこと。

あなたが心から「この施術を届けたい!」と感じるメニュー。
それは、どんなに今は売れていなくても、大切にしていいと思います。

ただし、そのメニューだけで勝負をするには、
お店としての“土台”がまだ整っていない時期もあるでしょう。

そんなときは、まず“世間で受け入れられているメニュー”を土台にしつつ
本当にやりたい施術をセットにする、というやり方もおすすめです。

✔ フェイシャル × ヘッド → 世間一般で売れている+自分の得意な施術
✔ ボディ × エネルギーワーク → 体感が得られやすい施術と自分の世界観の融合

「お客様に選ばれながら、自分のやりたいこともブレずに届ける」
このバランスがとれるようになると、
リピートにもつながっていきます。

メニュー整理は「選ばれるサロン」への第一歩

エステサロンのメニューは、まさに“商品棚”です。
どんなに技術力が高くても、メニューがごちゃごちゃしていたら、
お客様は迷ってしまい、選ばれにくくなってしまいます。

まずは数字から見直して、
心と体に負担のかかる施術を手放してみましょう。

そしてあなたが心から届けたい施術と、
世間でよく選ばれているものをうまく掛け合わせて、
あなただけの“選ばれるメニュー構成”をつくってください。

無理をしない。だけど、自分の想いには素直に。
あなたらしいサロンづくりは、メニュー整理から始まります。

ぜひサロンメニューの整理、やってみてください。

それではまたお会いしましょう〜!